【コーポラティブハウス】当たってしまった!
2005年冬。
これまで何気なく探していたマイホーム。分譲マンションやデザイナーズ物件等々気まぐれに見て回って数年が経っていた。かねてより目をつけていたコーポラティブハウスについても、新たなプロジェクトが企画されるごとに説明会に足を運んではみていたが、これ!という決めてに欠いており、我が家にはカタログが闇雲に積まれるばかり。
半年ほど仕事が忙しくなったせいもあり、家探しから少し遠ざかっていたが、少し落ち着いてきたここ数ヶ月、若干の説明会に参加したところ、その中に比較的理想に近い場所、コンセプト、プランそして費用が設定されている物件に会ってしまった。まあ申し込むならこの辺かな、という程度の気分で、またこれまでの物件と同様何も起こらずに終わるかな、とも思っていたのだが。。。
rrrrrr.....
仕事中に携帯が鳴る。
「先日お申し込みいただいた○○プロジェクトの件ですが、大変おめでとうございます。抽選の結果、ご登録いただいたお部屋に当選が決まりました」
「やらなきゃ当たらない」的な宝くじ購入のような考えで抽選に申し込んでいたのだが、本当に当選してしまうとは。
これまでの人生、取り立てて惨めな生活を送っていたわけではないが、どういう訳か幸運なことに出会うと、「まずい」と思ってしまう。受験でも、就職でも複数の志望先を選ばなければならなくなったり(それは相当幸運なできことなのだが)、結構重要な選択を迫られると、心の底に眠っていた弱気の虫が「まずい」とつぶやく。
同時に幸運とノリだけでなんとかやってきた根拠のない自信家の珍獣が現れて、弱気の虫をもりもりと食い始めてしまっていた。
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